1952-04-02 第13回国会 衆議院 通商産業委員会建設委員会経済安定委員会連合審査会 第5号
それから次に、「わが国の資源の状況からいつても、生産手段の一般的趨勢からいつても、電源開発に大きな努力を注がなければなるまいということは、」とあつて、それから「民主自由主義諸国との経済協力のために、生産規模の拡大が強く要請されるにもかかわらず」云々とある。これがわれわれの一番いやがるところなんです。これをまず第一間として聞きたい。
それから次に、「わが国の資源の状況からいつても、生産手段の一般的趨勢からいつても、電源開発に大きな努力を注がなければなるまいということは、」とあつて、それから「民主自由主義諸国との経済協力のために、生産規模の拡大が強く要請されるにもかかわらず」云々とある。これがわれわれの一番いやがるところなんです。これをまず第一間として聞きたい。
○横田委員 それではここに出ておりますところの「民主自由主義諸国との経済協力のために、生産規模の拡大が強く要請されている。」この生産規模を拡大して、この要請にこたえて一体何をこしらえようとされるのですか、この点をもう一回はつきりと承つておきたいのです。
一昨日本会議におきまして、総理大臣の報告によりますると、米国は日本を敗戰の敵国と見ないのみならず、進んで日米両国が世界の民主自由主義諸国の一環として共同防衛の責任をわかち、将来長きにわたつて友好関係を結ぶことを希望しております。総理といたしましても、日本の新しい将来の運命を開拓して行くためには、民主主義諸国、特に米国と緊密に協力して行くことが必要であるとかねがね信じておられたという話であります。
米国は敵国としての旧怨を忘れるばかりでなく、進んで日米両国が民主自由主義諸国の一環として共同防衛の責任を分ち、将来の永きに亘つて友好的関係を結ぶことを希望している熱意を示されたことであります。私は、我が国として新らしき将来の運命を開拓して行くについては、民主主義諸国、殊に米国と緊密に協力して行くべきであると、かねがね信ずるものであります。
米国は敵国としての旧怨を忘れるばかりでなく、進んで日米両国が民主自由主義諸国の一環として共同防衛の責任をわかち、将来の長きにわたつて友交関係を結ぶことを希望しておる熱意を示されたことであります。(拍手) 私は、わが国として新しき将来の運命を開拓して行くについては、民主主義諸国、特に米国と緊密に協力して行くべきであると、かねがね信ずるものであります。